懐かしいのう

つうことで今回更新したのはちょっと懐かしいネタが出てたから。
絶版マンガの無料公開サイト「Jコミ」でなんとまさかのM.I.Q.公開ですよ、奥さん。




実はこいつの連載当時、うちんちはほぼリアルタイムでツッコミ記事を出してたんですよね。
いやあ、あの当時は俺も若かったんで、毎週どころか毎日更新だって可能でした(遠い目)




あれから10年。
金融のプロの方なら、今読んでも頭を抱え込むこと請け合いの迷作ですので、
一度目を通して呑み会のネタに仕込んでみてやってくださいな(笑)




なお、Jコミさんは絶版マンガを収集・公開してくれる、私みたいなマンガヲタにとっては神様みたいなサイトですので
今後とも様々な作品を発掘してもらいたいなあ、と期待しております。



例によって例のごとく

生存確認からはじめます(汗)
いやあ、思いっきり放置してましたwww
だってねえ、うちんちのメインコンテンツである金融政策について書くことなんて
何にも無いんだもんねえ。


ということで、日記ならぬ四半期報告と化している感おおありなうちんちですが
今後ともよろしくです。



正念場になるんだと思う

ま、一応、今年初めての更新なので、今年の金融政策の見所でも書いておきましょうかね。




日銀は、円安が進まないとインフレが進まないことがはっきりしてきましたが
ここから更なる円安っていうのはどうでしょう。
ソロスチャート的には出来る話でもそううまく行くもんかな、ということで。
個人的には一番気になっているところです。


ま、黒田さん的には「消費税の影響」という謎のワードで適当ぶっこんで
ターゲット未到達をうやむやにしてくるでしょうから、気にしてないかもですけどね。




FRBについては、いよいよ正念場ですね。
個人的には2006年の日本を思い出します。
あのときのキーワードは「金利正常化」でした。
今回のFRBも「正常化」に向けてがんばりたいところなんでしょう。


けれどあのときの日本も0.5%で泊まってしまったのと同じように
FRBも途中で止まるんじゃないだろうか、って気がします。
その理由の一つは正常化の道のりの長さにあります。


2013年、確かにFRBは正常化に向けて一歩を踏み出しました。
しかし、よく考えるまでもなく、まだFRBのBSは拡大し続けているのです。
残高拡大のペースが鈍っているだけ。縮小どころか停止ですら無い。
ここから縮小に転じ、最終的に平常時まで持っていかないといけない、というのは
非常に遠い道のりなのです。


しかし、2009年から数えても、もう4年が過ぎました。いくら在庫循環が消えた世界経済といえど
これから先、さらに景気拡大を続けるのはしんどいんじゃないかと思ってしまうのです。
これがもう一つの理由です。正常化の過程で景気拡大が止まるんじゃないか、という懸念です。


もしこの懸念が当たってしまうと、FRBはゼロ金利下での金融緩和を迫られます。
しかもこれまでのような「歩みは鈍いけど景気拡大していた」QE2やQE3のときとは違って
景気後退の中での金融緩和です。結構厳しいものとなるでしょう。


まあ、間の悪さでは右に出る者がいない非モテ・日銀と違い、
どんな局面でも、どんな適当な説明をぶっこいても擁護者が出るイケメン・FRBですから
何とかなると思いますけどね。
#むしろその煽りを受けて日銀が右往左往するんでしょうけどね。。。




・・・ということでポイント提示にとどめてみましたがどうでしょうかねえ。
何せ、最近のうちんちは雇用統計の数字当てでも、ついつい穴馬に掛けようとするおばかさんなので
「当たるが八卦」ということでよろしくです。

追記

ということで、来年は「バブルの発生と崩壊」とか「(特に海外での)金融面での混乱」とかが気になるところだと思う。
かつてリーマン以降の米国の金融状況を日本の「失われた10年」と比較する試みがよくあったが、その故事に習って考えてみると、
相対的に低金利だけど低インフレの中での経済回復という、現在の米国の状況というのは、
ちょうど量的緩和解除を模索していた2005年の日本とよく似ている、ともいえるかもしれないのだから。

昔に戻ってきてるなあ

もう師走ということなので、この一年の債券市場を振り返ってみたりした時、ふと思いついたことがあります。
それが「昔に戻ってきてるなあ」ということでして。


例えば「日銀の金融政策」で考えてみますとね。。。



昔々、日銀ウォッチャーの主な仕事の一つに、日々の金融調節オペを確認し、
金融当局の姿勢を探ることがありました。
でも新日銀法が出来てからは、金融政策は政策委員会の専任事項となり、その声明文にこそ
金融政策のすべてがありました。


しかし、今年の4月以降、日銀の金融政策決定会合は債券市場では全然注目されなくなりました。
代わりに注目を集めたのが国債買い切りオペの通知です。
「今日はどのゾーンが対象となるんだろう」とか「この銘柄はまだ買ってくれるだろうか」とか
そういうことを考えることこそ、今年の債券市場を生き抜く術になっていったのでした。


そう、金融政策は政策委員会から金融市場局へ大政奉還されたのでした。





・・・あははははあ(笑えねー)
正直、財務省国債発行運営も少しずつ強引になってきた気もしますし、
GPIFの議論も言うまでもないことですが、やっぱりここに来て
どうも債券市場を取り巻く環境というか制度というものが
90年代に戻ってきているような気がするんですよね。
97年なんて、ちょうど消費税アップ直前ですしね(笑)
まあ、あの頃とは金利水準が違いすぎますが、当時のCD3ヶ月物金利水準と
現在の10年国債金利水準が何げに似てますから、
当時の短期市場の状況が今の債券市場の状況によく似てると
考えることが出来るのかもしれません(汗)




ま、当時と違って山一ショックは起こっていないのが幸いですが。
#起こってしまったらそれこそ目も当てられない。。。




ということで「今の債券市場って、昔の短期市場みたいになってきてたらやだなあ」というおはなしでした。



生存確認

つうことで、まずは恒例、生存確認からです。
この秋以降、何とかかんとか、社畜として生きてきましたよ、ええ。




この世界に入ったときは「腕一本で食っていってやる」と思ったもんですが
よくよく考えてみたら、金融って世界は思いっきり装置産業な訳でして
そこに住んでいるひとはどうしても社畜っぽくなっちゃうんですよねえ(泣)




・・・なんてことをTV付けたらたまたま映ってた某お医者さまなドラマのエンディングを
見ながら思ってみたりして。