正念場になるんだと思う

ま、一応、今年初めての更新なので、今年の金融政策の見所でも書いておきましょうかね。




日銀は、円安が進まないとインフレが進まないことがはっきりしてきましたが
ここから更なる円安っていうのはどうでしょう。
ソロスチャート的には出来る話でもそううまく行くもんかな、ということで。
個人的には一番気になっているところです。


ま、黒田さん的には「消費税の影響」という謎のワードで適当ぶっこんで
ターゲット未到達をうやむやにしてくるでしょうから、気にしてないかもですけどね。




FRBについては、いよいよ正念場ですね。
個人的には2006年の日本を思い出します。
あのときのキーワードは「金利正常化」でした。
今回のFRBも「正常化」に向けてがんばりたいところなんでしょう。


けれどあのときの日本も0.5%で泊まってしまったのと同じように
FRBも途中で止まるんじゃないだろうか、って気がします。
その理由の一つは正常化の道のりの長さにあります。


2013年、確かにFRBは正常化に向けて一歩を踏み出しました。
しかし、よく考えるまでもなく、まだFRBのBSは拡大し続けているのです。
残高拡大のペースが鈍っているだけ。縮小どころか停止ですら無い。
ここから縮小に転じ、最終的に平常時まで持っていかないといけない、というのは
非常に遠い道のりなのです。


しかし、2009年から数えても、もう4年が過ぎました。いくら在庫循環が消えた世界経済といえど
これから先、さらに景気拡大を続けるのはしんどいんじゃないかと思ってしまうのです。
これがもう一つの理由です。正常化の過程で景気拡大が止まるんじゃないか、という懸念です。


もしこの懸念が当たってしまうと、FRBはゼロ金利下での金融緩和を迫られます。
しかもこれまでのような「歩みは鈍いけど景気拡大していた」QE2やQE3のときとは違って
景気後退の中での金融緩和です。結構厳しいものとなるでしょう。


まあ、間の悪さでは右に出る者がいない非モテ・日銀と違い、
どんな局面でも、どんな適当な説明をぶっこいても擁護者が出るイケメン・FRBですから
何とかなると思いますけどね。
#むしろその煽りを受けて日銀が右往左往するんでしょうけどね。。。




・・・ということでポイント提示にとどめてみましたがどうでしょうかねえ。
何せ、最近のうちんちは雇用統計の数字当てでも、ついつい穴馬に掛けようとするおばかさんなので
「当たるが八卦」ということでよろしくです。