「総括的な検証」って(藁

ということで最近話題の「総括的な検証」について、ちょっと書いてみようかと思います。
まあ、書くまでもなくダイジェストは総裁自らネタ出ししてくださっておられるので追加する必要もないと思うのですが、それはそれとして。


ま、たまに、会社の業績が上手くいかなかったりする時期に、よく経営陣が「今のやり方を総括してくれ」とか言い出したりするじゃないですか。
今回のケースはまさにそれと考えればしっくりします。


とすれば、こいつに対する執行部の回答も、大筋は分かるというものです。
そうです、基本的には「現状維持」です。
考えてもみてください、飲み会で上司に「今日は無礼講だから」とか言われつつ、「今のうちのやり方、どう?」なんて聞かれて
「待ってました!」とばかりに会社批判するサラリーマンが居りますかいな。


確かに今の黒田日銀の政策は、目標を達成していない。それは事実。
だからと言って、これまでの政策を批判的にあげつらうことなどできるはずもない。
ということで、基本的には「今の政策は方針としてはうまくいっているんだけど、外部的な要因で遅れが出てるだけなんですよ」みたいな格好にして
ボードをヨイショしないと仕方ない。
もちろん、ヨイショだけだとあまりにも見え見えなので、ちょっとした改善策を加えて「公平に評価してるんですよ」という感じを出してみる、という
味付けは必要でしょうけど。