それだけでは何なので。。。

最近話題のネタに適当なコメントでもつけておきましょうかね。

いやまあ、なかなか進展しないうちにインターバンクに飛び火しそうな今日この頃ですが
この辺りは欧州各国がチキンレースをしているもんだから仕方ないですな。
ギリシャにしてみりゃ、どうあがいても大規模な財政削減をやったり増税したり
その他諸々国民生活に大打撃になるのは決まりきっているので、そりゃ前向きに財務改善に
つとめる気はないでしょうね。これってどうしようもなくなった債務者には共通の行動様式で
個人的には今更感が強いです。


もちろん独仏両国の動きが鈍いのも当然で、彼らにしてみりゃ、ここまで来たらいっそのこと
つぶしてから拾った方が安くつきそうなので、待ってるところですよね。
この辺りもよくあることですよ(うんうん)
この辺り、民間企業ですがJALGMがどうやってつぶれて再建の道をたどった(JALは現在進行形ですが)のか
考えてみると分かりやすいかと思います。




ただまあ、さすがにチキンレースのやり過ぎでインターバンクに火が回ると元も子もないので
そろそろ手を打ってほしいものですが。。。



  • ツイストオペ(笑)

まあ、はっきり言ってFRBの苦悩が思いっきり見て取れる「次の一手」なんですよね(苦笑)
FOMCはまだですがね。


そもそもね、いみじくも2009年冬にイエレンが言っていたように「量的緩和は効かない」のであれば、
わざわざ短期国債を売らなくてもいいわけです。どうせ誤差なんだから。
でもって長期国債の購入量を誇ればよい。それってQE2そのものなんだし、本来は「それでいいやん」ってことになります。


でもそうしない。わざわざ短期国債を売ってベースマネーを一定にしようとする。
ベースマネーが緩和度合いを示すのなら「それって緩和じゃないよね?」って言いたいってこと?
で、一方で「長期金利を押し下げて緩和姿勢を示す」とか何とか言いたい訳でしょうけど
2%割れてる長期金利を更に押し下げたいのですか?(汗)


あー、はいはいはい、FRB保有資産のデュレーションを押し上げることで「緩和だあ」とか言いたい訳ですね(呆)
ま、それが緩和だって言うんなら別にそのことは否定しないんですけど、じゃなんでQE3にしないんですか?
まさか「景気は好転させたいけど、インフレにするのは嫌だからツイストなんだ」とか言いたい訳ですか??




結局のところ、あまりにも恣意的すぎるんですよ、ここ最近のFRBって(激汗)
もう過去の政策との整合性なんて取り繕う気すらないかのように振る舞ってる。
一応、市場参加者はまだ米国の中央銀行には敬意を表しているようですから、批判はされてませんけど
さすがにこのどうしようもない政策を「さすがはバーナンキ」とか褒め称えるのはどうもねえ。。。




えげつない言い方になりますが、結局のところQE3的なことをやらないといけないほど、実体経済は追い込まれているけど
QE2のようにドル安誘導と取られるようなことは政治的に苦しいので、「ツイストオペ」でお茶を濁すってことでしょ。
政治家バーナンキとしては仕方ない一手なのかもしれませんけど、これで来年経済が好転しなかったら
いったい次はどうする気なのでしょうね。
#その時は(もしかしたら)共和党の新大統領と協調しないといけないんですよ。。。



  • 野田新政権

ま、色々あったけど、結局のところは大本命ですか、というシナリオとなりました。
いきなり大臣が一人お辞めになったりしましたけど、今のところはなんとかかんとか動いているようですね。


でも、この一連の流れで改めて分かったのは、いわゆる「リフレ派」は政治力がない、ということでしょう。
民主党野田総理自民党は谷垣総裁。この執行部の中で「リフレ」的な政策が打ち出される可能性は
皆無に等しいでしょう。
しかし、だからといって民主党からも自民党からもこの流れに抗して反体制派を作る動きはありません。
「リフレ」政策を軸に対立しようという人はいないのです。
#もしかしたらいるのかもしれませんけど、いたとしても一大勢力足り得ないことがはっきりしました。




今後マスコミ的な話題作りの中で「リフレ」的な政策にスポットが当てられることはあっても
「リフレ」的な政策が実現されることは当面なくなった、と言ってよいかと思います。
#まあ、自公政権末期から「リフレ」的な政策を掲げる議連が話題になることはあっても
#政策として実現可能性があったかといわれれば疑問符がつくのはその通りなのですが
#それはそれとして、今回この目は当面消えた、ということであり。




以上、徒然なるままに書いてみましたが、やっぱいまいちノリが悪いですね(汗)
そのうち調子を取り戻すと思いますので、その時はどうぞごひいきに(平伏)