夏が大変そうですね

てなわけで、あとはこの地震をマーケットにどう織り込んでいくかと
いうことですが、早くもいくつかの証券会社でGDPに与える影響予測が
出てますね。
今のところのコンセンサスは夏場には盛り返し、2011年度GDP
0.3%程度落ち込む、との見方のようです。
ただ、この試算には4月末までの停電は計算に入れていても、
夏場の停電は全く考慮してないようなんですよね。




でも、普通に考えたら、今の電力需要を支えるのが精一杯の状況では
夏場の電力需要を賄うのは到底不可能でしょう。
火力発電所の再起動等でなんとかなるといいのですが、
そう甘くはないだろうなあ、と考えてしまいます。




そうすると、電力供給量が生産制約の上限となってしまう可能性が出てきます。
こうなると「復興需要がどうのこうの」とか「国債発行がどうのこうの」以前の問題で、
東北・関東は電力供給次第となる感じがします。




いずれにせよ、今回の地震の被害は想定以上に大きく、回復には
長い時間がかかるのではないでしょうか。
#悲観的に考えたくはないんだけど、今のコンセンサスはさすがに楽観的すぎる気がするんだ。。。