FOMCについて

昨日、「FRBがどう格好を付けてみせるか、期待してみましょう(生暖かく)」と書いておいたFOMCですが、マーケット的には予想外の国債購入表明となりました。
#一応、こんなこと言ってたひともいましたが、マーケットの大勢は「今回は見送りだろう」でしたからねえ。




今回の国債買い切りを「量的緩和を進めてインフレ対策をやる」と捉えたひとは多かったみたいで、私がもらった各証券会社からのレポートもほとんどはそういった論調。かくいう私自身も「バーナンキもかつて自ら言っていたこと*1を節操なく前言を翻したか」と思ってしまいました。


んがしかし、うちに帰ってドラめもんさんのところ(3/19のところね)をみていたら


『Moreover, to help improve conditions in private credit markets, the Committee decided to purchase up to $300 billion of longer-term Treasury securities over the next six months.』


・・・あれ?
ちゃんと「民間クレジット市場のために」国債買うって書いてあるやん(汗)
#声明文全体の日本語訳はこちら




ほほう、実際ところはともかく、一応旗だけはきちんと揚げ続けたのね(ふんふん)
#なのにみんなしてそのことには触れないみたいなのね(笑)


実のところ、大事なのはここだと思う。バーナンキとしては一応建前は守ったのだ。
正直「国債買ってクレジットを救う」というのはかなり無理があると思うけどね(笑)
#うーん、結論もドラめもんさんところと同じだ(汗)



*1:2/24、上院での議会証言『民間市場の機能改善や金利引き下げに最適だと判断すれば、米国債を買い入れる用意があり、この選択肢をオープンにしておきたい。』