決定会合の雑感

相変わらず無風といわれれば無風。
でも、いろいろ延長されている辺り、現状維持ラインをしっかりアナウンスして、
緩和効果を出そうとしているような気はします。




個人的には「企業金融支援特別オペレーション」の強化を打ち出したのには驚きました。
というか、誤解を恐れずにこの施策を解釈すると、「いくらでも緩和したるけど、必ずレシートもってこい」ってことですか(藁)
何げに白川執行部は直球でぐいぐい押してきますね。




それに比べれば、社債オペなんておまけみたいなもんです。
ドラめもんさんも2月19日付のコメントで話題にされてましたが、社債とCPはマーケットが全然違う世界というのを忘れて、単に「CPは短期調達」「社債は長期調達」と思っていたら、読み間違えると思います。>エコノミストな方々
#まあ、その違いも分かった上であえて「やってみせている」んでしょう、日銀執行部としては。




その他、白川総裁の会見でもいくつか刺激的なコメントが出ていたようですが、その辺りはまた気が向いたらコメントしようかな、ということで。
少なくとも私自身は、断片的な報道しか目にしていないので、前後の文脈を追えていない現時点においては評価のしようがない、と思っています。
#個人的に「こうだろうなあ」とか想像することは出来るけどね。




ま、正直、今の相場はマーケットが当局にいろいろ望み過ぎの様な気がします。
ポジションが溜まったら、すぐに「日銀のオペが」とか「財務省のバイバックが」とか言い出すひとが増えました。
#それだけ余裕がない、ということかもしれないけど(汗)