要望といわれても。。。

「お金について考えたこと」さんの要望トラックバック(ぉ


といってもタイトル通り「そりゃきびしいわ」ってことなんだけどね。というのもあげてもらったご要望をなんとか個人的に何とか出来る、ってだけでひとつのスキルであり、我々ばくちうち業界では評価の対象(=メシのたね)になっているのが現実だったりしますから。


我々のように仕事でマクロ経済と向き合っていると、当然のように訳の分からないことや調べたいことがいっぱい出てきます。そういうのを分析することでお金を稼いでいる人もいるのですが、自分の専門外の場合、また調査している時間的余裕がない場合、とりあえず自分の持つ人脈から適切なひとをピックアップして電話をかけたりして調べてもらったり意見を伺ったりすることはけっこうあるのです。
そしてそういう「人脈」という引き出しをどれだけ持っているかで勝負が決まることも偶にあったりするのです。


だから「お金について考えたこと」さんの要望を満たそうとすると、俺たちのメシの種を譲ってください、っていうことになりかねません。またコメントにある並河さんのいうメーリングリストの大半はそういった研究者の人脈形成と相互扶助装置としての役割を担っているものも多いと思いますしね。


もちろんネットの世界ではボランティアで良質のソフトウエアを開発しているひともたくさんいるし、Linuxのようにもともとフリーソフトであるものを利用してビジネスを展開する、という例もあるので将来的には経済学の世界でも同様のことが可能となるのかもしれません。
でも現時点では超えるべきハードルがまだ無茶苦茶高いのでとりあえずは地道に人脈形成に努めてください、としか言いようがなかったりします(激汗)
#私も自分の専門に近い内容でかつ時間的余裕があれば反応するようにしますけど。


ま、それだけでは何なので、基本的に放送大学の教科書類はそれなりにいい出来だったと思う、っとことと村上龍氏の主催する経済メールマガジン「Japan Mail Media」は中級者には面白い内容だと思う、とはアドバイスできます。
#どちらも有名なのでご存じかもしれませんが。