M.I.Q.2-5話

そんなこんなでM.I.Q.第2部も第5話なんですが、今回は突っこむ気もうせるような大問題な回となりました。。。
ということで今回は長丁場でお送りします(汗)


トップ。いきなり顧客名簿を持ち出してくる小田。
・・・って、バイトにそんなの簡単に持ち出されてしまう会社ってどうなのよ(怒)
まぁ、会社の財務情報を簡単に持ち出されてしまうような会社なら仕方ないわな(苦笑)


というか、このネタの弱いところは単なるカフェの客に財務情報もろくに見せずに10万円もの出資を求める点だろうなぁ。そんな大金、いきなり求めるなよ(怒)
#しかも正社員ではない高校生バイトにさせるところは呆れてものもいえない。


M.I.Q.の一番悪いところは金融取引に対する説明義務を全然理解していないところだ。こういう、企業の財務情報についての説明もろくにせずに出資を求めるなど、プロの金融機関の人間がやったら間違いなく金融庁の指導がきます。最悪なら刑事事件だ。


そこら辺はちゃんとやったとしても、未公開会社に出資する際には印鑑証明とか取ってきて、いろいろ登記手続きが必要だと思うんだが、そこまでみんなするんだろうか?
未公開企業ならせいぜいファンクラブの「会員権」の販売とか百貨店の「友の会」みたいなシステムの導入がせいぜいだと思うが、これだって「会員権」の管理を厳重にしなければならない。そんなシステム、こんな零細企業に維持できるか?
#顧客情報の管理だって十分に行えないのに。。。


そうそう、フル稼働しているカフェで割引券を導入しても、売り上げ増にはつながらないと思うんですどうですか?
売り上げ増につながらなければ、単なる値引きなので八木が言っているような「店のハラはそれほど痛まなくて済む」というのは間違いだ。


実は有限会社だったカフェ。
あのう、正式に出資を求めているのに自分たちの会社法についての理解もないなんてどういうことよ。無知以下を超えて詐欺行為一歩手前とまで言われても仕方ないと思うよ。
#まぁ、「学習まんが」だからわざと間違えてみせた、ということにしておくけど。


つか「有限会社」には「株主」はいません。出資者は社員という別の存在です。
#その辺りは一応欄外でフォローしてるけどね。


50人しか出資できないから和渕のおっさんに大口の出資を求めるコンビニたち。虫が良すぎますねぇ(大笑)
というか、高校生のバイトに「一口オーナー」なんて「リスクの大きい」(和渕のおっさん談)ネタの勧誘をさせている時点からしてだめだと思うおけど、そこのところどーよ>おっさん
ま、和渕のおっさんにはおおまかな財務状況は教えているから「一口オーナー」よりはましな立場だが(汗)
というか、なんでみんな「株式会社に組織変更する」という選択肢は考えないんだろうか(激汗)


出資条件として客単価を引き上げるように求める和渕のおっさん。ま、これは正しい処方箋だな。つか、はじめからこれをやれよ(藁)


次は一品あたりの単価を下げる代わりに、飲茶みたいに複数注文してもらうように誘導することにより、出来上がりの客単価をあげる仕組みを考えるのが順当な線だと思うが果たしてどうか。


つうことで、金融法務とか金融取引に関する説明義務を分かっていない編集者は猛省してほしいもんだ。意図的に無視してたのなら軽蔑するけど。