ヒットの条件

ぐるぐるしてみて面白い文章に出会ったので勝手にトラックバックしてみる。
オタクの「文脈創造力」』ということで、「オタク系コンテンツにおけるヒットには女性層の存在が無視できないという話」って最近よく語られている話題からヲタ文化の議論についても触れている。
#で、いいんですかね>「発熱地帯」さま


うーん、確かに現在の男性向けヲタ文化ネタがピークを過ぎて女性向けに移りつつあるのは事実だと思うし、ヲタ評論的なはなしがまだまだ未成熟な点は否めないな。
そこら辺、90年代ヲタ文化をリードした俺たち「団塊ジュニア」の責任は大きいよなぁ(反省)


でもまぁ、世界的な傾向はよく分からないけれど、日本におけるヲタ文化は昔から女性向けのムーブメントを男性向けが取り入れることで育ってきたような気がするんだよね。
そう、70年代の「ラブコメ」や80年代のあだち充まつもと泉だって女性向けの表現を男性向けに取り入れたのが受けて大きくなっていった。そもそも手塚治虫自身、少女向け表現を取り入れた一人といってもいいと思う。


こうして考えてみると、もともと男性・女性問わず、ヲタ文化の中には女性向け文化の要素が濃密なのではないか、と考えることは出来ないだろうか。
や、「マリみて」の話を読みながら。「そういや俺たち「団塊ジュニア」世代のヲタの大抵は80年代後半の「花ゆめ」系の洗礼を思いっきり受けている例が多かったなぁ」とか思い出したので改めて過去を振り返ってみて「はた」と気づいただけなんだけどね。


多分、今は男性向け表現が行き詰まってて、新たな女性向け表現を取り入れてる時期なんだと思うよ。
#そちらの意図してる文脈から少しはずれていたらごめんなさいです。