M.I.Q.第15話

わざわざうちんちを訪れてくれる全国数十人のM.I.Q.ファン(藁)のみなさん、お待たせいたしました!
さすがはマスヤマコム、最終回を前にしてここぞとばかりにネタを振りまいてくれます(大笑)


まずリスクとは「大きいものから小さいものまで何段階にも分けられるものだ」と話す黒場。まぁ、このこと自体は理に適っている。そう、「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」である。
でも「100万円を1ヶ月で倍にする」というのは思いっきり「ハイリスク・ハイリターン」だと思うぞ。それこそそこらのギャンブルでは到底追いつかないぐらいの(汗)


新紙幣発行と有価証券のペーパーレス化と国民総背番号制との関係のはなし。えー、三題噺やってどうするんですか(激汗)
まず新紙幣を発行しても旧紙幣は流通を保証されているし、有価証券のペーパーレス化なんて全世界で進んでいるネタで、それこそやっていかないと世界からおいていかれるんだし、国民総背番号制をするには金融機関の名寄せが必要なんだけど、これって結構大変な作業で難しいんだよ。


そもそもだ。預金封鎖なんて上記のどの条件をも満たさなくてもやることは可能なんだよ(大笑)
クーデターや戒厳令と一緒で、所詮は超法規的措置なんだから誰がどのように執り行うか、という議論でしかないから。
#そりゃ、国会の議決を経れば法律となって合法的に出来るんだろうけど普通はしないわな、そんなこと。


さて、今回の一番大笑いできるネタがやってきました。
それは「国の借金である国債の期限は基本10年―」というセリフ。


えー、思いっきり間違ってます。
財務省のHPによりますと、例えば今年度の国債発行計画では10年債ばかりではなく5年債や2年債、さらには1年未満の短期国債を大量に発行しています。
もう少し分かりやすい資料がこの残存期間別内訳(PDFファイル)です。
確かに2008年度に償還を迎える国債はそれまでに比べて多くなるのは正しいのですが、それ以前も以後も大変なんですって、それなりに。


というか、10年債ばっかりでは投資家のニーズに合わない部分も多いので財務省は適宜発行年限をばらしているんです。俺たちプロの間ではこんなこと常識中の常識。当たり前のことです。だから「国債の償還年限は基本10年」なんて言い回し、まずしません。
#そんなことも知らずに語っているのならプロ失格とまで言ってあげます(ちょっと過激モード)


あ、そうそう、ついでに言っておくと償還が一気に来るからといって、それが財政危機に直結するとは限りません。借り換えできればいいのですから。企業に限らず国も破綻するのは資金繰りが合わないからであって債務超過だからではないのです。


ラスト。
ここで株のオンライントレードを進めているけど、この数ページ前で黒場は国民総背番号制を語っている。国民総背番号制が実現するなら株で儲けても資産は封鎖されてしまうんじゃないのか(激汗)
そんなことを考えているのなら語学の一つでもやって、他の国に移住したほうが良くないか?
#それこそタイなら資産価値は2倍になるんだっけか(藁)


で、結局のところ、どうやってリスクをコントロールすればいいか分かりましたか、みなさん(汗)
#分かった方はお教えください。


長文なのでコラムまでは省略するけど、今回のはいいかげん過ぎるトンデモ論だ。
ある意味、「これでこそ『M.I.Q.』だ!」と胸を張って言える内容だろう(もちろん皮肉)


次週、「第1シリーズ」の最終回なんだそうな。
第2シリーズがあるといいねぇ。


あ、そうそう、俺的にはこの作品、とっても好きでしたよ。
だって頭抱えるほど面白いんだもん。
#突っ込みどころ満載で(ぉ