それでも必要な悲しい現実

木村さんところから資格取得のはなし。
ま、いいたいことは分かるけど、それだけでは世間は渡っていけないんだよなぁ（激汗）
＃他の人も書いていると思うけど。


例えば、現在うちの部署（資産運用セクション）に新卒採用で入ろうと思ったら少なくとも理工系か経済系の修士以上の学歴とTOEIC700以上は要求されるだろう。
でも俺自身は経済系だが学士止まりだし、英語なんか全然出来ないけど、そうやって採用された数少ない後輩にえらそうな顔して経験と知識を伝えている。
要するに、俺が就職活動していた時期にあったハードルではもはや足りない、といわれているのだ。そのハードルに届かなければチャンスすら与えない、そんな状況になってしまっている。
じゃ、他の会社でやればいいじゃないかというひともいるだろう。でも俺の知る限り、そんな太っ腹な運用会社は日本には存在しない。というか米国に行ったところでそこで見るのはMBAをとった奴らがバイト同然の事務作業に従事しながらチャンスを虎視眈々と狙っている姿だろう。
＃他の国の事情はよく分からんが。


「資格取得は「必勝の方程式」か？」と聞かれたらその答えはＮＯだ。資産運用の世界に限れば無資格であっても制限されることは特にないしな。
＃客先に出る際には証券外務員資格が必要なこともあるけどその程度は普通に実務をやってればすぐにとれるし。


でも「資格取得は「必勝の方程式」の必要条件か？」と聞かれたらその答えはYESなのだ。だってスタートラインにすら立てないからだ。


こんなこと、今の学生は身に染みて分かっている。だから資格で着飾ってくるのだ。ま、化けの皮は現場ではがすからいいんだけどね。