第2ラウンド

ということで、東京都議会で青少年健全育成条例の改正案がまた審議される。
今回の改正案のキモは「刑罰法規に触れる性交若(も)しくは性交類似行為又(また)は婚姻を禁止されている近親者間における性交若しくは性交類似行為」ってヤツでしょうねえ(汗)




ったく、どうしてこういう問題のある書き方しかできないんだろう。んじゃなにか、源氏物語のマンガ化はNGつうことやね。もっと極端なことを言えば、神話関係はみんな引っかかりかねない。




そういう問題じゃないだろう。
大体、現行の条例でも「不健全図書」の指定は十分できるほど幅広い内容になっているのに、何をいいたいのか。




つか、中身は前回否決された内容を適当に差し替えただけのようにしか私には見えない。単に「悪書追放運動」をやってみたいだけなのだろう。




ポルノ関係の書物にゾーニングが求められることについて否定するつもりはない。でも単なるフィクションであるマンガに対する規制としてはあまりにも網羅的であまりにも曖昧で偏見に満ちた条例案としか感じない。




ということで、今回もまた私はこの改定案に反対する。表現の自由は守られるべきであると思うからである。