個人的な見解

もっとも、個人的な立場を明確にしておくと、私自身は「性行為」についても「殺人」についても
フィクション世界の中で表現することについては、規制すべきではない、という立場だ。
だから両者とも規制することには反対である。
ま、公衆の面前でえっちするのはどうかと思うし、残虐なシーンに対しては嫌悪感をもつことには理解する。
だから「表現の自由」といっても、ある程度の規制はやむを得ないと思うけど、法令にするならきちんと誰が見ても解釈ができるものにすべきで
また規制はできるだけ最小にすべきであると考える。




特にフィクション世界のことで、俳優を使わない(=作品を作る上で実在の人間に対してえっちしたり暴力を振るったりしない)形で表現するのであれば
公的な規制を加えるべきではないと思う。
そりゃ、そうしたらゴールデンの時間帯にエッチシーンや残虐なシーンを流すことは法律上は可能でしょう。
でも、それで視聴率が取れますか? 一時的に行き過ぎるひとがいたとしても、きちんと収まるべきところに収まってくれると思う。
それが市場原理である。




とはいえ、上に書いた案では、現在の日本の社会では「ゆるすぎる」と感じられるのは確かだ。
その辺りを調整すると、自分の考えているよりも規制が強くなってしまってもやむ無しだとは思う。
ま、それが「常識の範囲内」ならね。
今回の案はその「常識の範囲内」を大きく逸脱しているように思うのだ。