なんでいまさらPKO?

ほんと、突然出てきたのがこんな記事に代表される株式買取機構のはなし(うーむ)




(疑問その1)今頃言い出して、期末に間に合うとでも?
いやまあ、決算関係なく買い支えるんだとか言うのなら、それはそれでいいんですけどね。




(疑問その2)財源どうするのよ?
2兆でも20兆でもいいけどさ、どこから調達する気なんだろ?
また短国発行するつもりかよ。
ここでまさかの政府紙幣とか(藁)


まあ、政府紙幣を使うのは実務上無理だけどね。
だって株式は電子化してるから、現行の決済システム通さないと動けないからね。
政府紙幣を発行して全額日銀に押し付ける手はあるけど、それは単なる国債引き受けと同じことだし。




(疑問その3)それって10年以上前に通った道だよね。
90年代後半、年金や郵貯簡保の資金を使ってよくやってましたよ、PKO
その結果がどうなったのかはご存じの通り。




というか、そもそも事前に介入規模を明らかにしての市場介入がうまくいくはずないやんか。
それこそ先物売り建てられておしまいですな。
#事前に読まれないようにタイミングを計って突撃するのが介入者の腕の見せ所なんだけど。。。




まあ、俺たちばくちうちからみたら、ばくちの種がひとつ増えるので助かりますがね。
#というか、そんな金があるんだったら、とっとと円売り介入でもしたらいいやんか、と思うのは俺だけかなあ。。。




(補足)
念のためだが、かつての「銀行等保有株式買取機構」はそれなりに評価している。
それは単に銀行から株式資産を移し、銀行のバランスシートを改善させたことを認めているからであって、株式の買い取り自体に意義を見いだしている訳ではない。