野村総研のアレ

野村総研のオタク調査が更新された。
例によってオタク消費者層の算出過程がよくわからん、とか突っ込みどころは満載だが、もうそこはあえていうまい。
とりあえずニュースリリースにある「オタク層の5類型」のあたりはそれなりによく出来ていると思う。
でも、あれも「5つの方向性」ってだけでお互いかぶっているところもあるような気がします。


とりあえず「オタク」をキーワードにマーケティングを行おうとする(表に出てきた中では多分)初めての試みと思われるので、ま、いいんじゃないかな、ということで。


(追記)
オタク市場とマーケティングといえば、「ほんだシステム」とのかかわり合いが気になるんだが。。。


・・・と思って調べてみたら、我らが森永先生が語っておられた
多分、あなただけです、「ほんだシステム」をまじめに語ってくださる経済アナリストは(尊敬)


いや、ほんと、まじめな話、オタ向け市場はあくまでオタ同士の循環経済と考えるなら、
企業はまずオタクを雇ってオタク文化に貢献することから始めないといけなくて、
しかもそこからの上がりは結構しょぼいことを覚悟しなければならない。
そこから大きなビジネスにつながる道をつかんでいかないといけないのだ。


この考え方を進めれば、金融業界でオタク向け商品が出来てこないのも仕方ないというもの。
金融って所詮は装置産業だからね、ニッチには対応しずらいよ。
でもどこかやってほしいよね、オタク業界向けプライベートエクイティファンドとか。
オタクなひとからお金を集めて、オタクなファンドマネージャーがオタクな企業に投資するファンド。


・・・どう考えてもファンドの管理コストがかかりすぎるわ、銀行の貸し出し金利と競争してたらローリターンすぎるわ、あんまり儲かりそうになさそうだなぁ。。。