「プロ」ということ。

早速ミズタマのチチさんからトラックバックをいただいた。
何とかお役に立てたようで何よりでした。
もっとも「情報ソースの価値創造。」という記事を読ませて頂いてまず感じたことは「褒めすぎですって(汗)」だったりしますが(ぉ


それはともかく。
情報ソースの価値に関する記事にちょっと感じるところがあったのでうだうだ書いてみたりする。


今回の日経新聞の記事に対する厚生労働省の説明がないのは仕方ない。
#だってまだ「検討している」だけだからねぇ。


でも厚生労働省の「厚生年金、国民年金の積立金運用」という公的年金の運用について解説したページが誰にでも分かるように書かれているか、と聞かれたら「うーん、そこまではいかへんなぁ」というのが実感だったりするのも事実。


とはいうものの、実際問題、プロの眼から見て、この厚生労働省の年金運用に関するホームページは非常に良くできている。年金運用を理解する上で必要な情報をきちんと載せている辺り、「情報公開が進んだなぁ」と思ってみたりする。


じゃ、業界人から見て「良くできている」というのと一般の方から見て「良くわからない」との差はなんだろうと考えたら、やはりそれは専門用語の基礎知識なんだろうなぁ、とは思います。今回でいえば資産運用の理論的な理解がどの程度進んでいるかが問われていたわけでして。


もっとも、お役人にはお役人の、新聞社には新聞社の「立場」があるのでどうしても「全部」は書けないのは仕方のないところ。またお役人やマスコミのいうことにおかしな点があったり、逆に「一般のひと」が聞いたらおかしいように聞こえても実はそれが正解だったりすることだってあったりします。自分のような人間の書く文章はたまにそういった「すき間」を少し埋められたらいいなぁ、と思うときがあります。そこに「プロ」がblogを書いて社会に関わっていく意味があるような気がするのです。


もちろん私には私の「立場」があって「書いていいこと」と「書いてはいけないこと」があるのであり、その点において自分自身も「ポジショントーク」をしているんですけどね。
#ま、所詮は俺も「ばくちうち」だし(汗)