M.I.Q.第2-2話

いやぁ、わざわざうちんちを訪れる数十人のM.I.Q.ウォッチャーのみなさん、こんばんは。
今回は、ほんとにやってくれました。
ということで早速突っこんでみましょう。


冒頭、デザートの売り込みを画策する小田さん。
や、それはいい考えだけど、そんなことも工夫できていないお店ってどうなのかな(汗)


中盤、バイト代を遅配するヒトミさん。
すげー、やばいっすねぇ。


や、今回はそんなことが問題じゃないのでした。
どうやったら借金の計算をせずに「黒字だ」とかほざくことが出来るのか、とか、借金の取り立てを毎日のように受けておきながら8000万円も借りることが出来るのか、という辺りですな(激汗)


前者の「借金」の返済を計算に入れない損益計算などあり得ないことは子供でも分かるだろう。財務分析とか言う以前の話だよ。どうせこの分では減価償却費だって計上してなさそう。まったく、店の営業をお小遣い帳で判断しているとでもいうのかね。そんなもの、文化祭の喫茶店レベルじゃないか(呆)


後者の「8000万円」の借金推計額はよく分からん(汗)
そもそも27000円*365=9855000円だから、このままでは「1年で700万円」という設定からはほど遠い。
かといって「利子が700万円」というのを優先したとしても1年間に返せる元本はせいぜい300万円足らず。何年ローン組んでいるんだ?


それ以前に借金取りが取り立てに来るってどういうことよ。
確かにどこの金貸しも取り立てぐらいはすると思うけど、普通あの程度の飲食店が数千万単位の借金を抱えるまで営業できるとは思えんぞ。


ま、ぶっちゃけ言っちゃえば、いくら日銭商売の飲食店とはいえ、あの利益率の悪さから考えると、数千万円もの借金を抱える前に各社の融資限度額が来てしまい、資金ショートでぶっ倒れてしまうと思うんだけどな。。。
実はお店はオーナーの持ち物でそれを担保に借りていたとか(うーむ)


ま、どうでもいいんだけど、とりあえず「こんな設定、無茶しすぎ」とだけ言っておこう。
いやまぁ、借金がかさんでしまうと常識では考えられない借り方をしているケースがしばしば見られるのは知ってるけどね。


要するに作者は飲食店の経営がどうなっているのかよく知らないんだろう。それどころか中小・零細企業の融資の実態もあまり知らないんだろう。だからこういう適当な設定を作ってしまう。
#かくいう俺も中小企業向け融資の現場は離れてしまっているので大きなことはいえないが。。。


どうせまだいろいろと新たな設定が隠れているんだろうけど、ここまで現実を無視した設定が続いてしまうと、飲食店経営者や金融業界で中小企業向け融資を担当している人たちに冷笑されるだけだと思うよ。。。。