情報の一元化って必要なの?

久々に木村さんところから「証券会社が銀行になる日」


ネタ的にはそう新しくない「アカウントアグリゲーション」のはなし。1つのボーダルサイトを設置してそこから各金融機関につなげることにより、個人の持つ金融データの一元化を図ろうというモノである。


でも個人的には「これって必要なの?」って思えてしまう。
#多分、他の方からも同様の意見は出ているんだろうけど。


そもそも個人の持つ資産って、口座数にしていくつありますか? 確かに数行の口座はアクティブに動いているかもしれないけど、せいぜいその程度。企業のように数十行の口座が同時にアクティブに動くことはあまり考えにくい。
そんな状況で金融機関側に自分自身の金融データを全部教えてやる必要はあるまい。単にこちらから個人情報の提供をしてやるだけで終わってしまうような気がする。


もっとも個人的な感覚からすれば「情報の一元化」って嫌なんだけどね。だって自分のポジションをみんな見せちゃうってことでしょ。俺たちプロの世界では考えられないことだ(激汗)


(追記)
ふと、「こんなこと複数のブラウザあければいいじゃん」とか「一つのPASSWORDで全部のデータにアクセスなんて怖いよなぁ」って思ってしまうのは思ってしまうのは俺だけですかそうですか。


(追記その2)
ちなみに俺はあえて複数の金融機関を使い分けています。それはリスクヘッジの観点からです。確かに面倒ではあるけれど一つにまとめてしまうリスクの方が嫌だなぁ、ということで。
だから上記の文章には個人的な感情が入っているような気がするけど、結構そういうあいまいな次元でものごとは動いていくような気がするから、まあいいか。