M.I.Q.第5話

今日もおとなしなったのであんまり突っ込めるところはないなぁ。
#それでも一応簡単に解説しておく。


えー、まずデイトレード勝負の結果から。
個人的にみて一番すごいのは八木だと思います。
だって前週(第4話)の状況から見てスタート時は1万円を超えていたと思われるのに、そこで利食わず、わざわざ1万円ちょうどのポイントを狙って売ったんですから(笑)
それに対して小田が適当に1万50円で売ったのはいかにも普通だけど、まぁ意外とこれはセオリー通りだったりする。


なおプロの目から見た場合、一番のビリは黒場、お前だ(ぉ
だって参加者の知らないポジションを隠して持っておくのはルール違反だ。というか、全てのポジション(例えばある一定の時間に達したら自動的に売りを出すなど)は全て公開しておくべきじゃないのかな。
ま、所詮はゲームだからなんでもありか。。。
#どうせ手数料や税金のことは無視してるしな(汗)


中盤の格言のネタ。
だいたいは合ってるな。ただわざわざ元の値段になるよう狙って売った八木の行動を「休むも相場なり」というのはちょっと違うと思うぞ(汗)
「分からないなら余計なポジションをとらない」という本来の意味とはかけ離れているからな。
#そもそも八木は相場展開を「分からない」とはいっていないし。


あ、そうそう「株価が全て上がれば全員が勝つこともある」といった八木くん、プロの世界はちょっと違うぞ。まぁ、彼の言っている「勝つ」とは現金に対して勝つということだからそれでいいかもしれないけどね。


ラスト。デイトレード革命の話。
ここの文脈には「個人投資家による」という主語が抜けている。デイトレード自体は何も新しい投資方法ではない。プロは何十年も前からやっていることだ。
それからついでに書いておくが個人投資家の間でも「オンライントレード」自体は何も新しい技術ではない。80年代には既に存在していたのだ。それもファミコンを使ってな(笑)
#「キャプテンシステム」を利用したシステムだったっけ(懐)


確かに個人投資家によるデイトレードに技術革新は必須の条件であっただろうが、一番のキモはなんと言っても取引手数料の引き下げである。これによりセミプロ層をネット証券が取り込んだことと折りからの株式市場の上昇が相まって現在の個人投資家によるデイトレードの隆盛をみることが出来たのである。
#同じような状況を米国では2000年のいわゆる「ITバブル」期に観察することが出来る。


ただやっぱりデイトレードは思いっきりハイリスクだよ(汗)
確かに銀行や証券会社が自己勘定のディーラーを育てるときには、まずは小さいポジションでのデイトレードから入ると思うけど、それはポジション量が小さいので、どんなに負けても組織全体の損益に影響を与えない、というだけで、収益率から考えるとかなりハイリスクハイリターンな投資行動を取っているよ。


最後にコラム。
「半年〜1年は売買をせず、値段の動きだけを見る」って消極的ですな(汗)本編ではいきなりトレーディングさせたくせに(皮肉)
ま、デイトレードするなら終値だけでは全然足りなくて、せめて4本値(始値・高値・安値・終値)ぐらいはフォローしたいし、出来れば5分足の「ポイント&フィギュア」ぐらいはチェックしておきたい。もちろん債券・為替市場といった他の市場動向も一通り押さえておくことも必要です。
#本気でするなら勉強することはいっぱいあるということで。


あ、そうそう、「日経225」は(株)日本経済新聞社の著作物です。
#一応、念のためにお知らせしておきます。