M.I.Q.第4話

えー、今回は普通っぽい(笑)なのでつっこみどころは少ないです。
さすがに先週は某巨大掲示板でもぼろくそに叩かれていたみたいなので遠慮したかな(想像)


まずは地下のパソコンルーム。
ま、今の世の中、個人でインターネットでデイトレードするひとも多いし、別にこういう部屋もありだと思うんだけど、あれだけ広いお屋敷の中ならやっぱりQuickとかBloombergといったプロが使う情報ベンダーは欲しいところよね。使用料はとっても高いんだけどね、情報のスピードが違うのよ(本当)
ま、ここはそれ、授業のために特別に用意された部屋、ということにしておこう(一応)
#確かに今のネット証券のトレーディングツールはちょっとしたものだし。


で、黒場が買ったのは多分日経225日経平均株価といったほうが分かりやすいか)に連動する投資信託だと思われます。これは日経平均に連動するような値動きになるようにその構成銘柄をそのまま買っただけ、という単純なものです。
実際のところ、投資信託日経平均に連動させていくためにはファンドマネージャーが様々な投資手法を使いながらやっていくのですが、そこはそれ、また別の話ということで。
#ここでは「日経平均そのものを買いに行ったようなもの」ということでだいたい合ってます。


さて、株式相場全体を表す日経平均のような株価指数を使うのは初心者教育としては適当だと思いますし、単純に一定時間内に「売り」を1度だけ行わせるのも教科書的でいいのではないのでしょうか。
ま、それを「デイ・トレード」と言いきってしまうのは用語の使い方としてどうかと思うけどね(笑)
#もっともいきなり素人に本来の意味での「デイ・トレード」させる無茶をしてたらここで叩いてますが。


ただ、笑ってしまうのはいきなりチャートを出してしまうところかなぁ(汗)
確かにチャートの有効性は俺も否定はしませんが、チャートにもちゃんと「読み方」がいろいろあるんですよ。(それだけで書店の1コーナーが開けるぐらいの解説書もあります)
しかもその解釈は多種多様で、相場展開によりどんな解釈が正しいのかは異なってきます。
だから基本的なチャートの読み方も教えないでいきなりマーケットに放り出すのは俺たちプロからいわせればやっぱり「丁半バクチ」の域を出ません。


終盤、三浦が「1万100円まで上がる」とまで自信満々にいっておきながらその手前で反転してしまうのは相場の世界ではよくあることです。ま、プロでもよくやってしまいがちな光景なので「売る」というアクションを決めているなら自分の目標価格のちょっと手前で売るのがセオリーです。


ラスト、八木たちがリラックスしているのは「売っていないから損は出ていない」なんておばかな回答はしていないことを期待しておきます。
#俺たち機関投資家が(資金をお預りしている)客先でそんなことをほざいた日には間違いなくクビが飛びます(汗)


ついでにコラム。今回は下手に出てるなぁ。一応ちゃんと自己責任のこと太字で書いてるし。ま、それが当然ではあるが。


でもこの後の展開どうするんだろ。
このままじゃバブル期にはやったマネーゲームものと変わらなくなっちゃうよ(うーむ)