日銀短観
そんな訳で本日は日銀短観。
#とりあえず分かりやすいニュース解説はこちら。
えー、ばくちうち業界的には本日の結果はある程度予想されてました。
ただ大企業製造業だけはちょっと強すぎるかな、って感じ。
だから株式市場はあんまり上昇しませんでした。
もっとも債券市場は金利上昇してますが、これはその前日に金利低下した分が
そのまま戻っただけ(汗)
個人的には大企業製造業だけが強すぎることが気になりますね。
こいつだけ強すぎるとこの秋にも景気のピークを過ぎてしまいそうです。
非製造業や中小企業がついてこないといずれ息切れしますからね。
鉱工業生産で在庫水準が上がってきていることも懸念材料です。
とはいえ大企業も先行きを結構慎重に見ているようです。
下期の設備投資は前年比マイナスで組んであったし、想定為替レートも
現状よりも円高である106円台に設定してあったし。
どうやら秋〜冬にちょっとした調整局面を経て再び景気拡大を果たしそうだ。
ちょっとバラ色過ぎるのが気がかりだが、今のところ日本の経済状況は青信号のようだ。
(追記)
ちなみに今回の景気回復は小泉政権の経済政策が良かったからではない。
#もちろんマイナスではないが決してプラスの効果は与えていない。
日本の企業の自立的なリストラ効果と中国や米国の経済が好調なこと、そしてなによりも個人消費が大きく改善したためだ。
そして個人消費の改善にはいわゆる「団塊の世代」が定年を迎えリタイアする時期に近づいていることに無縁ではないだろう。