木村剛氏の年金改革試案を読む。

引用元はこっちの中に囲ってあるので読んでみて欲しい。

#話の元になっている出生率の問題はもはや「いつものこと」なので驚きに値しない(笑)



この年金試案、個人的には大枠で賛成である。私自身、今の年金制度を改革するなら基本的には「最小限の固定年金制度+人頭税」を考える。

ただ、あえて日記鯖時代に書いていた自説を繰り返してみたい。



実はマクロ経済的に考えるとき、年金改革案は「世代間の負担」をそんなに軽減しない。

なぜならば親の世代と子供の世代が決まっている以上、(マクロ経済の立場からみれば)必要な負担額は決まってしまうからだ。

「世代間の負担」から考えたとき、公的年金制度というのは親の世代の老後の扶養を官民どのように分担すべきか決めるものである。

だから公的年金の現状を見て「公的部分が大きすぎる」と判断してそれを小さくするのは理にかなっている。



でもそれ以上に大切なのは「世代内の負担」ではないだろうか。

いわゆる国会議員の未納問題のみならず、国民年金未加入者の増加、専業主婦を始めとした制度的に「保険料を納めなくていい人」までいる現状をどうにかすべきである。

まじめに40年働いて厚生年金を払い続けても、その半分しか返ってこないサラリーマンがいっぱい出てくる一方で、年金を払うことを拒否することが出来る人たちや払わなくても年金がもらえてしまったりする人たちが出てくる現状があるのです。



俺は団塊Jr.です。

「世代間の不均衡」はあきらめました。親の世代のために払い続けるのは仕方ないです。

でも、せめて「世代内の不均衡」はなんとか解消して欲しい。

ほんと、切実に感じます。