日銀は15年前に戻ったんだってば。。。

ということで、今回は一部のひとびとにとっては衝撃的だった、
日本市場でのTDBのマイナス金利とその後の日銀国債買い切りオペの金額変更のお話ですが。。。




とはいえ、基本的なこととか、それ以上の市場の見方なんてのは、
例によって例のごとく、ドラめもんさんとこをしっかり読み込んでいただければOKですので、
そちらにお任せするとして。
こっちで指摘しておくべきこととしては「日銀のオペ金額変更ぐらいで右往左往するなよ」って
言いたくなるような、一部のなんとかストさまなみなさまのありようでして。。。




いやね、もう国内債券市場にとって、また日銀ウォッチする上において大事なのは
決定会合の声明文でもなければ、その後の総裁会見でもないんですよ。
彼らの論理なんか、とっくの昔に破綻してるし、今後は帳尻すら合わせる気だってないでしょう。




大事なのはオペの数字。これで市場になんらかのショックを与えつつ、当局の意思を伝えていく。
もう十何年も前のコントロール術ではありますが、ボードが金融調節に丸投げしている状況下においては
そのような「大政奉還」された世の中になってるんだ、ってことは分かりきったことであり。




だから「さすがにTDBがマイナスになったら不快感を示すだろうなあ」とか考えてみれば
その後の展開はある程度読めるわけであり。
そして、それを読みきったからこそ、月曜日のオペ通告後の相場なのであり。




てなわけで、各証券会社のみなさまにおかれましては、前々から申しておりますように
きちんと先読みできるオペウォッチャーを育て上げたところが、次の相場の主導権を
握ることになると思われるので、ぜひ頑張っていただきたいところです。